ヤクジョブインタビュー

ヤクジョブインタビュー
佐野氏(以下略) 薬剤師の転職についてお聞きしたいと思います。 薬剤師の転職において年齢に関するメリットデメリットはあるのでしょうか。
薬剤師転職の年齢について
薬剤師転職コラム 鈴木氏(以下敬称略):薬剤師の市場でも一般的な転職と同様に、ご年齢が若い方が有利な求人は確かにございます。例えば企業側の事業拡大に向けたキャリア形成の観点から、採用ターゲットが絞られるケースなどですね。
でも、必ずしも若くないといけないわけではありません。50代後半から60代でも活躍されている薬剤師さんもいらっしゃいます。
また、子育てが落ち着いてくる30代後半から40代以降の女性を対象とした求人もあります。ですので、年齢が高いからネックというわけではなく、年齢が高いからこそ紹介できる求人もたくさんあるということです。そこは必ずしも気にされる必要はございません。
-今のお話では70代の方もいると仰っておりましたが、一般的に転職は50~60代の方だと難しいのかなと思います。50代以上の薬剤師さんが転職する割合や、注意する点などがあればお聞きしたいと思います。
鈴木:注意というわけではありませんが、全国的に65歳定年という法改正以降、薬剤師だけ特別な職業という括りは無く、ご経験によってはご紹介が難しいケースがあります。
希望に沿った案件を必ずしもご用意できるとは言えません。でも、通勤距離や年収額をちょっと再考していただいたり、雇用形態を正社員ではなく準社員、契約社員にしていただくといった条件面の変更によって折り合いがつくケースがあります。様々なケースを想定して条件面での交渉も考えておくと良いのではないかと思います。
当社へは30代~40代の方が中心にご登録いただいておりますが、全体の約1割は50~60代の方にご登録いただいています。全体的な市場でもそれぐらいの割合になっていると思います。
-1割という数字は結構大きな割合ですね。どういったご要望を持った方が多いのですか?
鈴木:お孫さんの面倒を見ながら空いた時間で働きたいとか、子育ても終わりフルでしっかり働きたいとか、望まれる時間帯や勤務日数は、求職者様それぞれ異なっていますね。
-その人のライフスタイルによって変わってくるということですね。
ベテランだからこそアピールできるポイントがあれば教えていただきたいと思います。
鈴木:アピールできることは、前職でのご経験、これまでのキャリアですね。
そこは30~40代の若い方には無い部分だと思います。
ご経験の中で、このような新しいことに取り組みました、管理薬剤師・役職者の実績などの部分で活かせそうな経験があればお聞かせいただければと思います。
全然違う業種にいたことなどもお話していただいて大丈夫です。 例えば、MRの経験が長くて調剤の経験が10年以下だという方であっても、MR時代にこういうことをチャレンジしてきたというお話を聞ければプラスになります。
-そうですよねMRの経験があったらコミュニケーション能力は培われるでしょうし・・・。コミュニケーション能力は薬剤師に求めるスキルのひとつだとお聞きしたことがあります。
鈴木:確かにコミュニケーション能力は必要です。ただ、それよりも大事なのは未経験であってもチャレンジする意欲があるかどうかということです。
電子薬歴の入力が苦手なので、今パソコンスクールに通って練習しているという方もいます。短所を克服する意欲があるかというのも大事です。
やはり、出来る・出来ないはあると思いますが、頑張りたいという気持ちは、仕事に取り組む姿勢として伝わります。
薬剤師の転職回数
-一般的に「転職経験10回20回あります」というと、印象はよくないと思います。薬剤師さんの転職に関しては、転職回数はあまり影響しないとお聞きしているのですが、本当なのでしょうか。
鈴木:正直なところ、薬剤師に限らず回数が多い点が有利とはならないと思います。やはり1社で長く勤められた経験のある求職者様の方が印象はいいですね。
直近の1年で数回転職している方だと、何があったのかな?という印象を与えやすいですからね。
ただし、ご主人の転勤など転職を避けられないご理由がある場合は、必ずしもマイナスになるということはありません。
就業先の縮小や閉店などによって、致し方なく期間が短くなってしまったということもあります。そのようなお話は当社の面接時やご案内時にはフォローできますので、包み隠さずお話頂ければと思います。
-女性であればお子様が生まれたり、ライフイベントによって長いブランクができると思います。
2年3年4年・・・長くて10年ほどのブランクがある中で、ブランクが長ければ長いほど転職や再就職に関してはデメリットが大きいのでしょうか。
鈴木:やはりブランクは短いに越したことはないかと思います。ただ、ご自身の事情によって変わりますね。 私は10年以上ブランクがある方のお手伝いをしたことがあるのですが、その方はとても意欲のある方で、子育てが落ち着いてから勉強を始めたそうです。
やはり新しい薬はどんどん出てくるので、ブランクはあってもそこを乗り越える努力をされることが大事です。
「私は長くブランクがあるからきっと難しいわ」とお話しをいただけないより、まず相談していただければと思います。これまでに色々な方の転職サポートをしてきた実績から、幅広くご紹介することもできますので。
求人の募集内容の変化
-次の質問ですが、求人広告を出している雇用主側の募集内容に変化はありますでしょうか?
薬剤師転職コラム 鈴木:時代の流れで募集内容が変わってきたなという印象はあります。
例えば認定薬剤師資格の取得支援などが求人条件に含まれることが増えてきました。診療報酬改定に伴って、「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」というキーワードが薬剤師業界で注目され、より専門的な知識を得たいと考えている薬剤師さんが増えてきています。
会社さんによってはプラスで資格手当がもらえますし、キャリアアップ思考がある方などの応募が増えてきています。
-それは女性というかママさん薬剤師さんのニーズに則っているのでしょうか。
それとも男性でもそのようなニーズが広がっていたりするのでしょうか?
鈴木:そうですね。男性は休みの日を使って外部の勉強会に参加する方や、独立されたい方に関しては、いろんな方とコミュニケーションをとるために自分の時間を持ちたいなんていう方もいらっしゃいます。
特にそこはママさんだからというわけではなく、先々のキャリアアップを見据えている場合もありますね。
登録からの流れ
-続きましてヤクジョブのサービス内容に関して聞いていこうと思います。
登録してからのおおまかな流れをお聞かせいただけますか。
鈴木:まず登録をしていただくと、専任のコーディネーターがお電話を致します。就業中の方もいらっしゃるので、電話での対応が難しいという方はもちろんメールでも対応させていただいています。
専任のコーディネーターからのご挨拶後、お電話かメールでのヒアリングを最初に行います。
さらに、詳細をお伺いするために直接お会いして面談をさせていただけるようにご提案しています。
お悩みがある方や面接対策をしたいという方もいますので、それぞれに直接アドバイスをさせていただくためですね。
それと同時に、もちろん求人の紹介もさせていただいております。
早ければ当日、遅くとも大体2日程度で、ご紹介しています。やはりまずはご自身の希望に合うものがあるかどうかということが一番気になるところだと思いますので、出来るだけ早くご紹介することを心がけています。
それ以降の流れとしては、ご希望に沿うところ、ご興味を持っていただいた求人へ面接を受ける際の日程調整ですね。求職者様のご要望次第ですが、実際に面接に向かう際、コーディネーターが同行させていただく場合もあります。
-面接にも同行していただけるんですね。
鈴木:ええ、終わってみると、とても心強かったというお声をいただいています。
正直、面接の中で年収交渉とか、「有給がとりやすいのか」とか、「何時に帰れるのか」とか、マイナスに捉えかねない質問があるじゃないですか。そこは我々が代わりに質問するので、聞きづらいことは言ってくださいと打ち合わせの時に言っています。
-そうですね、確かに聞きづらいことはありますもんね。
それは代弁していただいて。
鈴木:そうですね。ネガティブに取られる質問の代弁もメリットとして考えられますが、それだけではなく、私たちは面接や転職が終わった後も、何か不安なことがあればフォローさせていただいています。入社準備や就業後のお悩みなど、何か困ったことがあれば何でも相談していただくようにしております。
-ちょっと質問から外れてしまいますが、お話を聞いていると求職者さん1人1人に対するコーディネーターの負荷は相当なものですね。
鈴木:正直踏み込んだ内容もありますので、お付き合いがかなり長くなる方もいらっしゃいます。例えば、転職した1年後に「予期せぬ出来事があったので、また転職しようか迷っています。以前担当していただいた〇〇さんはいらっしゃいますか」というお電話を頂くこともあります。
生涯に渡ってというのは言い過ぎですが、何かあったら何でも相談してもらいたいというスタンスで我々はいます。 ただそれは、負荷というわけではなく、それだけ必要とされる・役に立てていると実感でき、喜ぶべき事だと思っています。
専任コーディネーターのサポートを受けるメリットは、親身になって最初から最後までフォローしてもらえることです。転職した後もサポートしてもらえるというのは、求職者様側からも心強いというご意見をいただいております。
 
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